健康食品の広告で使ってはいけないNG表現一覧|薬機法違反を防ぐための実例ガイド
健康食品やサプリメントの広告で、うっかり「効果がある」と言ってしまうと薬機法違反になる可能性があります。
本記事では、薬機法で禁止されているNG表現の例や、実際に指摘されやすい広告文をわかりやすく解説します。
SNSやLPなどで安全に販促を行うために、ぜひチェックしておきましょう。
目次
薬機法で禁止される「NG表現」とは?
健康食品やサプリメントは医薬品ではないため、「治す」「改善する」など医薬品の効能を想起させる表現は薬機法で禁止されています。
これに違反すると、行政指導や景品表示法による措置命令を受けるリスクもあります。
安全な広告を行うには、「どんな表現がNGなのか」を理解しておくことが大切です。
使ってはいけないNG表現の具体例
以下はジャンルごとに整理した「医薬品的効能の暗示」とされるNG表現の実例です。
美容・スキンケア系
- 「シミが消える」「しわを改善」「肌の老化を防ぐ」
- 「ニキビが治る」「美白効果がある」「肌荒れを治す」
ダイエット・代謝系
- 「飲むだけで痩せる」「脂肪を燃焼」「代謝を上げる」
- 「食事制限なしで−5kg」「リバウンドしない」
免疫・体調系
- 「免疫力を高める」「風邪を引かなくなる」「がんを予防」
- 「感染を防ぐ」「抗ウイルス効果」
関節・血圧・血糖・生活習慣系
- 「関節痛が治る」「膝がラクになる」「血圧を下げる」
- 「血糖値をコントロール」「コレステロールを改善」
メンタル・睡眠系
- 「不眠症を治す」「ストレスを改善」「うつを防ぐ」
- 「リラックス効果がある」「集中力を高める」
「セーフ」な言い換え表現のポイント
適法な広告にするためには、「効果を断定しない」「体調の維持・サポートの範囲にとどめる」ことが重要です。
以下の表は、よくあるNG表現とOK表現の対比例です。
NG表現 | OKな言い換え |
---|---|
疲労回復に効果 | 毎日の元気をサポート |
花粉症を改善 | 季節の変化によるムズムズ対策に |
脂肪を燃焼させる | アクティブな毎日を応援 |
免疫力を高める | 健康なカラダづくりをサポート |
関節痛が治る | スムーズな動きを応援 |
シミが消える | 明るくすこやかな印象の肌へ |
血糖値を下げる | 数値が気になる方におすすめ |
ストレスを改善 | リラックスタイムのサポートに |
表現のコツは、「直接的な効果」ではなく「生活シーン・体験」を伝えること。
例:「〜を整える」「〜をサポートする」「〜にアプローチする」などが有効です。
SNS広告・インフルエンサー投稿での注意点
SNSでの投稿やインフルエンサーの紹介も「広告」とみなされる場合があります。
特に以下のようなケースは薬機法違反となるリスクが高いです。
- 「飲んだら1週間で痩せた」「効果が出た!」などの断定的表現
- ハッシュタグで「#花粉症対策」「#更年期改善」などを使用
- 企業から依頼された投稿を「個人の感想」と偽装
投稿前に企業側でチェック体制を設け、薬機法・景表法・消費者庁ガイドラインを遵守することが重要です。
広告表現の適法チェックを徹底しよう
自社チェックだけでは見落としがちなグレーゾーン表現も多いため、
専門家による薬機法チェックを活用するのがおすすめです。
シンギーでは、OEM製造後の販促支援として
薬機法チェック代行サービス
を提供しています。
広告原稿・SNS投稿・LPまで、法令を守りながら訴求力ある販促をサポートします。
よくある質問
Q.「効果がある」と書かなければ大丈夫ですか?
A.「効果を連想させる」表現もNGとされることがあります。「サポート」「維持」「お手伝い」など、柔らかい表現にとどめることが大切です。
Q.SNS投稿でも薬機法違反になりますか?
A.はい。企業が依頼・監修している場合は広告とみなされ、薬機法の対象になります。投稿前に必ずチェック体制を整えましょう。
Q.薬機法チェックを依頼するには?
A.薬機法チェック代行サービスページからお問い合わせいただけます。広告・SNS・パッケージ表示など幅広く確認可能です。