サプリメントOEMの費用相場とは?初期費用からロット数による単価の違いまで解説
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サプリメントや健康食品をOEMで製造したいと考えるとき、やはり最も気になるのは「費用」ではないでしょうか。
ここでは、OEM製造にかかる費用相場をわかりやすく整理して解説します。
OEMの費用はどのような内訳なのか
まずは、費用の内訳を確認してみましょう。
- 初期費用:企画・処方設計、試作、安定性確認などにかかります。
最近は無料で対応するOEMメーカーも多く、かかっても数万円〜数十万円程度が一般的です。 - 製造費用:原料+加工費。剤形(タブレット、ハードカプセル、ソフトカプセル、ゼリー、グミなど)によってコストが異なります。
- 包装・デザイン費用:パッケージやラベル、外箱など。1個あたり数十円〜数百円程度が一般的です。
- その他費用:各種検査費(残留農薬・重金属・微生物など)、物流費などが含まれます。
ロット数による費用の違い
OEM製造において、大きなポイントとなるのが「ロット数」です。同じ商品でも、製造数量によって1個あたりの単価が大きく変動します。
- 小ロット(数千個〜):在庫リスクは抑えやすいものの、1個あたりの単価は高めになります。
- 中ロット(1万個前後〜):単価と在庫リスクのバランスが良く、多くの企業が選びやすい規模です。
- 大ロット(数万個〜):スケールメリットにより単価は下がりますが、在庫リスクや保管スペースが必要になります。
試験的に小ロットから始める方法もあれば、販売計画が見込める場合には中〜大ロットで製造コストを抑える方法も有効です。
OEM会社を選ぶ際の注意点
単に「安い」だけでOEM会社を選ぶと、後々トラブルにつながる可能性もあります。以下のポイントは必ず確認しておきましょう。
- GMP認証の有無:品質保証における信頼性が大きく変わります。
- サポート体制:処方設計やパッケージデザインなど、どこまでサポートしてもらえるかを確認しましょう。
- 隠れコスト:検査費や輸送費など、見積もりに含まれているかを必ずチェックしましょう。
よくある質問(FAQ)
- Q. 初期費用が無料になるケースはありますか?
- A. はい。標準処方の活用や小規模ロットなど、条件を満たす場合は初期費用が無料になることがあります。一方、完全オリジナル処方や安定性確認を要する場合は、数万円〜数十万円の費用が発生するのが一般的です。
- Q. ロット数はどのくらいから対応できますか?
- A. 多くのOEMでは数千個から対応します。試験販売は小ロット(数千個〜)、需要が読めてきたら中ロット(約1万個前後)、量産段階で大ロット(数万個〜)へと拡大していくのが現実的です。
- Q. 検査費用は必須ですか?どの程度かかりますか?
- A. 品質・安全性担保のため、残留農薬・重金属・微生物などの検査は基本的に実施します。検査項目や回数によって費用は変動するため、見積書に含まれているか事前に確認しましょう。
- Q. 包装やデザインも一括で依頼できますか?
- A. 可能です。ラベル・外箱などのパッケージ制作を社内で完結できるOEMもあります。外部委託となる場合は別途費用(数十円〜数百円/個相当やデザイン費用)がかかることがあるため、スコープを明確にしておくと安心です。
まとめ|OEM費用の目安を知って相談してみよう
サプリメントや健康食品のOEMには、初期費用・製造費用・包装費用・検査費用など、複数のコストが発生します。
ただし、ロット数や剤形によって費用は大きく変わるため、まずは複数の見積もりをとって比較することが大切です。
株式会社シンギーでは、小ロットからでも対応可能です。
「OEMの費用感を知りたい」「自社ブランドを立ち上げたい」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。