小ロットOEMと大ロットOEMの違いとは?メリット・デメリットを徹底比較
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サプリメントや健康食品をOEMで製造する際に、必ず考えなければならないのが「ロット数」です。OEMでは、小ロットから大ロットまで幅広い対応が可能ですが、それぞれにメリットとデメリットがあります。ここでは、小ロットと大ロットの違いを整理し、自社の状況に合った選び方を解説します。
小ロット対応工場の特徴
小ロットとは、一般的に500個程度から製造できる規模を指します(剤形や内容量によって変動)。
- メリット:在庫リスクを抑えられる、テストマーケティングに最適、新商品の立ち上げに向いている。
- デメリット:1個あたりの単価は高めになりやすい。
「まずは少量からスタートして市場の反応を見たい」という企業に適しています。
大ロット対応工場の特徴
大ロットは数万個単位からの製造が一般的です。大量生産に適した規模といえます。
- メリット:製造コストを抑えられる、安定供給が可能、販路が広い場合に対応しやすい。
- デメリット:在庫リスクが大きく、資金負担も高い。
すでに販売チャネルが整っている企業や、定番商品を展開する場合に有効です。
小ロットと大ロットの比較表
区分 | 小ロット(500個〜) | 大ロット(数万個〜) |
---|---|---|
コスト | 単価は高め | 単価は安く抑えられる |
リスク | 在庫リスクが少ない | 在庫リスク・保管コストが大きい |
用途 | テスト販売・新規ブランド立ち上げに最適 | 定番商品や大量販売向け |
資金負担 | 比較的少ない | 大きな初期投資が必要 |
どう選べばよいか?
これから新規ブランドを立ち上げる場合や、初めてOEMを依頼する企業は、小ロットからスタートするのがおすすめです。一方で、既に販売実績や販路が整っている場合は、大ロットでコストを下げ、利益率を高める選択が有効です。
また、工場選びの際にはGMP認証の有無やサポート体制もあわせて確認すると安心です。
まとめ
サプリメント・健康食品のOEM製造では、ロット数によってコストやリスクが大きく変わります。まずは自社の販売計画に合わせて小ロット・大ロットのどちらが適しているかを検討し、最適なパートナー工場を見つけましょう。