サプリメントの賞味期限とは?目安期間・設定方法・OEM製造での注意点を解説
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基礎知識
サプリメントにも食品と同じように「賞味期限」が設定されています。
安全性や品質保持の観点から重要な要素ですが、一般の食品とは考え方が異なる部分もあります。
本記事では、サプリメントの賞味期限の目安や設定方法、OEM製造における注意点について解説します。
目次
サプリメントの賞味期限とは
サプリメントは食品に分類されるため、法律上は「消費期限」ではなく「賞味期限」を表示します。
賞味期限とは「未開封の状態で、品質が保たれる期間」を示すものです。
開封後は湿気や酸化によって品質が変化するため、期限に関わらず早めの摂取が推奨されます。
サプリメントの賞味期限の目安
- 錠剤・カプセル: 約2〜3年
- 粉末(スティックタイプなど): 約1.5〜2年
- ゼリー・グミ: 約6か月〜1年
- ドリンク: 約1年〜1.5年
実際の期限は原料や包材、保存条件によって異なるため、必ず製品ごとに安定性試験を行って設定します。
賞味期限の設定方法
サプリメントの賞味期限は、以下の流れで設定されます。
- 試作品を一定期間保管し、定期的に分析(成分量・微生物・外観など)を行う
- 劣化の有無を確認し、品質が維持できる期間を確認
- 実測データをもとに、賞味期限を設定
特に機能性表示食品の場合、届出時に安定性試験データが必要となります。
OEM製造における注意点
- 短い賞味期限の剤型(ゼリー・グミなど)は流通スケジュールを考慮
- 輸送・保管条件(高温多湿・直射日光など)を想定して設計
- 販売国によって表示義務が異なるため、輸出を検討する場合は要注意
よくある質問
サプリメントは賞味期限を過ぎても飲めますか?
多少過ぎてもすぐに害があるわけではありませんが、成分が分解して効果が落ちる可能性があります。安全のため賞味期限内に摂取してください。
賞味期限の延長は可能ですか?
原料や包材の変更、保存条件の改善などで延長できる場合がありますが、再度安定性試験が必要です。
小ロットでも安定性試験は必要ですか?
はい。ロット数にかかわらず、安全性・品質保証のために必須です。シンギーでは小ロット500個からでも安定性試験に対応可能です。
まとめ
サプリメントの賞味期限は、剤型や原料によって大きく異なります。
OEM製造では、賞味期限の目安を理解した上で、商品企画や流通スケジュールに合わせた設計が重要です。
株式会社シンギーでは、GMP認証工場での安定性試験と品質管理を通じ、安心のOEM製造をサポートしています。