セイヨウシロヤナギ

セイヨウシロヤナギはヤナギ科の落葉小高木で、ユーラシア大陸から北アフリカに広く分布します。
近縁種が数多く存在し、2300年前にヒポクラテスが「ヤナギの皮を煎じて飲むと痛みがとれる」と著書に書いているように、古くから使用されてきました。
19世紀にフランスの科学者が柳の樹皮から苦くて黄色い針状結晶を抽出し、「サリシン」と名付けました。当時最大シェアを占めていた「キニーネ」という成分に代わり、天然の医薬品とされ、もてはやされました。しかしサリシンは実際に純薬として使われることはなく、かなり苦かったと言われています。
その後化学技術の進歩により、サリシンを分解してつくられる「サリチル酸」が生み出されました。

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