コラーゲンとセラミドの違いとは?美容サプリ素材の特徴を徹底解説
美容系サプリメントや機能性食品を企画する際に欠かせない成分のひとつが「コラーゲン」と「セラミド」です。 どちらも肌に関するイメージが強い素材ですが、その役割や由来はまったく異なります。本記事では、両者の違いを整理するとともに、OEM開発時のポイントを解説します。
コラーゲンとは
成分の正体:たんぱく質の一種で、人体の約30%を占める主要な構造成分です。肌の真皮や骨、関節、血管などに多く含まれています。
由来:サプリメントでは魚由来(フィッシュコラーゲン)、豚由来(ポークコラーゲン)が主流。ペプチド化して吸収性を高めた「コラーゲンペプチド」が一般的です。
期待される働き:肌のハリや弾力維持、関節サポートなど。
セラミドとは
成分の正体:脂質の一種で、肌の角質層に存在し「バリア機能」「水分保持」を担っています。
由来:サプリメント原料としては米ぬか、小麦、こんにゃくなど植物由来が多いのが特徴。
期待される働き:肌の保湿力向上、乾燥対策、肌荒れ予防。
コラーゲンとセラミドの違い
- 成分分類:コラーゲン=たんぱく質、セラミド=脂質
- 作用部位:コラーゲン=肌の「土台(真皮)」、セラミド=肌の「表面(角質層)」
- 主な訴求:コラーゲン=ハリ・弾力、セラミド=保湿・バリア機能
- 由来:コラーゲン=動物由来が中心、セラミド=植物由来が中心
「植物性コラーゲン」という誤解について
市場では「植物性コラーゲン」という表現を見かけることがありますが、実際には植物からコラーゲンを得ることはできません。コラーゲンは動物の体に存在するたんぱく質であり、植物には含まれないためです。
「植物性コラーゲン」と呼ばれている商品の多くは、実際にはセラミドやゼラチン代替成分を指しているケースがほとんどです。この誤解は消費者に混乱を与える可能性があるため、OEM開発時には正しい素材表示を行うことが重要です。
OEM開発での活用ポイント
- 美容訴求なら、コラーゲン+セラミドの複合配合で「ハリと保湿」の両立が可能
- コラーゲンはドリンク・ゼリー・グミに、セラミドはカプセル・顆粒に向いている
- 「植物性コラーゲン」という表記は避け、由来や成分を正確に表示することで信頼性を確保
まとめとお問い合わせ
コラーゲンとセラミドは、いずれも美容サプリの定番成分ですが、成分の種類・由来・働きは大きく異なります。正しく理解したうえで商品設計を行うことで、消費者にわかりやすい訴求が可能になります。
株式会社シンギーでは、美容訴求に適したOEM企画をご提案いたします。素材選定から形状のご提案までトータルでサポートいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。